LMI’s blog

香港でOLとペットシッターとボランティアのあれこれ

奨学金制度と返済 2

大学入試で、英語の試験につき地域格差や所得格差などが叫ばれていますが、そもそも大学進学には、収入が高い家庭出身は有利です。少なくとも、不利になる事はないでしょう。学校での勉強の他、家庭教師をつけたり、塾に行ったり、参考書を購入したりするにはもちろんお金が必要ですから。

 

今更英語の試験だけを取り上げて叩くのは論点がずれていると思いますが、それはさておき、確か統計にも東大生の家庭は高収入である、と出ていたと思います。当然ですね。

 

それに、国公立のほか、私学への進学が可能であれば、選択肢が広がり、より大学入学しやすくなります。だから、教育ローンというか、こういった貸与奨学金が存在することは良いことだと思います。

しかし、本当に利息を付けなければならないのでしょうか。いえ、元々所得格差を減らすためにこう言った制度がある以上、返済率を気にする必要があるのでしょうか。経済的困難家庭の学生が社会人になってすぐにお大尽になれるとは思えません。大体、実家を出なければならない環境の方々が多いのではと思います。一人暮らしにはお金がかかるものです。

 

社会が学生を育てるという雰囲気があれば、奨学金返済に困る社会人の数も減るのではと思います。無利子の補助金を申請できる香港の学生がつくづく羨ましいと思いました。