LMI’s blog

香港でOLとペットシッターとボランティアのあれこれ

奨学金制度と返済 1

香港の大学生は政府補助金を申請して学費を払っても、無利子での返済です。大体、お金がないから補助金を申請するのだから、なぜ利息がつくのか、とまで真顔で聞かれました。

 

私が日本で学生時代に受け取っていたのは日本育英会(当時)の第2種奨学金です。第2種はほとんどの学生が受け取れる代わりに、利息付きで返済しなければならないのです。

 

受け取った総額に基づき、返済年数を割り当てられるのですが、私は11年間かかりました。1年に1回、決められた額(何度も言いますが、利息込)を返済していきます。分割ではありますが、社会人1年生や若い間は負担になりますよね。

私は20代で一度海外へ留学しているので、仕事を辞めていても、学生時代に戻っても、求職中でも、返済していかなければならなかったので、苦労した感あります。(延納手続きも出来ますが、結局は支払わなければならないため、スケジュール通りに返済しました。)完済時に、めったに褒めない母親が、おめでとう、と言ってくれた時は流石にうれしかったです。

 

でも、今この不況で、奨学金返済にこまる若年層がいると聞くと、他人事ではありません。せめて無利子の奨学金だったら……、とも何度も思ってましたし。滞納者へ厳しくするのも一理ありますが、そもそも社会人一年生からボーナス一括で支払えないほどの金額が借金として残ってしまうのも問題だと思います。例えば、老人ホームや施設でのボランティアなどで、減額を認めるとか、お金以外での返済方法を受け入れて欲しいと思います。