LMI’s blog

香港でOLとペットシッターとボランティアのあれこれ

HRTについて 3

香港ですと(または日本以外)、眼鏡を買うときに視力を測ってもらうときにお世話になる測定師は、測光士といって大卒で専門課程を修了したれっきとした専門家です。たとえお医者さんでも(眼医者さんでも)彼らの測定結果に従います。

 

お薬も似たようなもので……。

薬剤師となると、処方箋どおりに調剤するほか、薬に対しての専門家ですから、社会的地位は高いですね。「町の(お医者さんより親身な)相談役」といったところでしょうか。それはともかく。

 

HRTのお薬をもし日本で処方されたならば、香港の政府認可の薬局(通常は看板が出ています)でまずはご相談する方がいいかと思います。正直、香港の医学界では、HRTは消極的である、というのが私の個人的な感想です。もっとも、伝手があるなら漢方医を試す、という選択肢もあります。

 

ただ普通の外国人居住者にとっては漢方医は結構敷居が高いのではないでしょうか。また、日本で保険医にかかれるけれど、そんなに頻繁に帰れない、という方には、薬局でのご相談が一番現実的だと思いますね。

 

がんのリスクについては、正直私にはわかりません。私の周囲(血縁)はがん因子がないのであまりピンと来ていないという背景もあります。私は3種類(女性ホルモン1種+黄体ホルモン1種と、合剤1種)試しましたが、やはり合剤で新しめのホルモン剤の方がリスクは低いようなので、こちらに絞ると思います。(効果は体感としては変わりませんでした。)エストラジオールとジヒドロゲステロンが今のところリスクが低いようですので、こちらを使用すると思いますが、いかんせん香港では処方しているところは限られていますので、ご注意ください。HRT後進地帯なのは困った事です。どんなにつらいか分かって欲しいと思います。それに、仕事に支障が出るのは本当に困ります。アラフィフですと、にこっと笑ってカワイイではミスをごまかせないため、1秒1秒に神経をすり減らして職場にいます。

 

多分月経困難症の方も同じような感覚をお持ちかもしれませんが、私は月経痛は香港に来てからほとんどないのでそのつらさを忘れ果てていました(申し訳ないです)。オフィスで集中力不足や心理不安定になるのは、本当に死活問題ですよね。