ペットの終末ケア
香港で周囲の知人がペットをなくしました。元々ペットを飼っている友人はいないのですが、保護動物を引き取る団体のボランティアをやるうちに、ペットの死を迎えた初めての知人が出来たのです。
小さいころ自分が飼っていたひよこがいなくなった時は、毎日泣いたと思います。本当に悲しいものでした。今回も泣きました。知人はたくさんの友人がいて、ペットを都度紹介していたため、私もお世話をしたことがあったのです。
直接の死因は病気でしたが、もっと前に私も何か出来なかったかと考えてしまいます。特に痛みを伴うようなターミナルケアでは、医療や薬のほかに、現在は色々な方法が考案されています。突然なくなってしまったので、飼い主さんも周囲も多分ペット本人も病気の事は何も知らずにいたのでした。
飼い主さんは「苦しみから解放されて天国に行ったから(ペットにとって)良かった」と気丈に言っていますが、私だって泣くほど悲しいのですから、複雑な心境に違いありません。
ご冥福をお祈りしたいと思います。そしてありがとう、私のつたないお世話に付き合ってくれて。